2011年 飛騨高山・美女高原グレイトキャンプ
 7月16〜18日 飛騨高山・美女高原・ボーイ隊夏キャンプ
年度初めの計画では8月12〜16日を予定していたが、指導者等の事情により5月に7月16〜18日に変更することを発表した。
期間が2泊3日と非常に短いキャンプとなってしまったことは非常に残念でならないが、このキャンプには特別な意味があった。
  美女高原は11年前に発団25周年記念「団合同キャンプ」で総勢100名規模で訪れている。
  その以前からもこの地は利用しており、私にとってはホームグランドのような思い出の地である。
しかし今回のキャンプ場は従来の設備されたキャンプ場ではない。
育成会副会長の私有地と美女高原ふもと朝日村に在住する知人のご厚意により実現できた、期待と不安に満ちた計画であった。
もう一つ重要なイベントは、16日夜におこなったボーイ隊「新隊旗入魂式」である。
3年前からの計画により、33年間先輩より引き継いできた隊旗の魂を新しい隊旗に入魂する儀式である。
スカウトは名鉄バスセンターから高山濃飛バスセンターまで高速ハイウエイバスを利用、現地到着は11時30分。

昼食をしてからすぐに開村式を行う。この場所にスカウト用テント2張りを設営する。付近に散乱する木材は「タチカマ」の材料。

上の写真は開村式のあった整備された場所。 下の写真は今年5月下見時の風景。 これを重機で上の写真のように開墾してもらった。


タチカマの材料は太さと長さを揃えて事前に準備してある。
キャンプサイトに散乱しているのがそれで
スカウトは設計図を見ながら目的の部品を探し出してくる。

木材は皮つきのため今回スカウトには軍手ではなく皮手袋を着用させた。
それでも手にトゲがささるスカウトもいる。
ひとつ難点はポリエステルロープは見栄えが良くない。
太めの縄で結束をした方が良かった。が使用できれば問題ない。

タチカマの他、工作物の材料に3mの流し台を予定していたが
参加人数の少なさにより断念。
タチカマ製作も予想通りかなりの時間がかかった。
夕食は「飛騨高原カレー」。
タチカマが出来ないとご飯が炊けない (-_-;)

 「新隊旗入魂式」
会場は「美女峠パノラマアリーナ」
会場まで500m約10分、月あかりで移動する。
国旗・旧隊旗の前に1mほどの高さにかがり火が燃えている。

隊長からボーイ隊の歴史を紹介。
崎間・林屋・後藤・西洞・檀上・金森・武田・北野・菅野谷
の各隊長を経て今10代目、宗廣で33年目になる。

新隊旗入場、新旧入替、旧隊旗とのお別れ、ちかいとおきての唱和等
式典はおごそかに進行し、旧隊旗に敬礼、新隊旗に弥栄を送り
隊長より今後のボーイ隊のあり方や今のスカウトへの期待を伝える。

参加スカウト9名、指導者9名の立会人により完了できたことを感謝する。
  写真の撮影に失敗したことは心残り。唯一の写真がこれだ。

翌朝の気合入れ。 左端には新隊旗が輝いている。  右の写真はお世話になった庭先での水汲み。山からの湧水ですごく冷たくおいしい。


17日、朝9時から川に移動。 日陰がなく非常に暑い。
単純な川遊びとお昼に焼きそばをここで作る。

暑いが、ちょっと優雅に「野点」でお茶を楽しむ。
水はあの岩清水なので、お茶のおいしさも想像されるだろ。
お茶菓子は手作り、お花は野の花、掛け軸は流れ落ちる白滝と雄大な御嶽山。
テーブルは有る物利用、下は河原で膝が痛いが、ゆとりのひとときを過ごした。

キャンプ地にもどり、入浴後
ターゲットバッジ 「D4森林」 の取得。
林業関係の専門家にお話をうかがった後、実地調査。
図鑑で調べるのと違い、足で歩き、実際の木を見て名前などを教えてもらう。
言われて気がついたのだが、この地の松は全部 「あかまつ」 だった。
もちろん、朴葉味噌の 「ほうのき」 もたくさんあった。
小さく写真にのっているが 「栗の木」 も多く、すでに赤ちゃん栗が付いていた。

下の写真は島谷氏製作の簡易トイレ。階段もつるで作り手が込んでいる。 使用感も好評だった。これを使わないと往復15分は歩かないといけない。

夕食は 「飛騨・肉まつりBBQ」 飛騨牛入り。 16日、17日共に最高の暑さ。川あそびでちょっとグロッキーぎみ。
肉・肉・油肉のオンパレードでちょっとバテ気味だったが、みんな楽しそうな食事だった。トマトの差し入れは最高〜。脂身はちょっと燃えた。



これが天空の 「美女峠パノラマアリーナ」 だ !!。

今後の課題…今回のキャンプはブラウンシー島のように「実験キャンプ」ととらえ、このデータを次回に引き継ぎたい。
  テントサイトは重機を入れて水平敷地の拡大を図り、「天空のパノラマアリーナ」の使い勝手を良くし、日陰の確保を希望する。
  やはり、山小屋も作りたいな〜。 ツリーハウスは雪深いからムリか (^_^)b
    _____これは私の 「ひとごと」_____